経過和音(パッシング・コード)を含むコード進行の基本
経過和音(パッシング・コード)とは、コードとコードをより滑らかにつなぐために、コードとコードの間に入れるコードのこと。
変化和音(オルタード・コード)でつなぐ方法
前のコードのコード構成音(コードトーン)の一部を変えたコードを、経過和音(パッシング・コード)として使用する方法。
オーグメント系か、フラット・ファイブ系のコードを使うことが多い。
平行和音(パラレル・コード)でつなぐ方法
後続のコードと同じタイプで、半音下、半音上、ときには、全音以上の音程差のコードを、経過和音(パッシング・コード)として使用する方法。
ドミナント・モーションとなる経過和音
後続のコードへドミナント・モーションとなるコードを、経過和音(パッシング・コード)として使用する方法。
半音下のセカンダリー・ドミナント
後続のコードがメジャー・コードである場合、後続のメジャー・コードの半音下のセカンダリー・ドミナント・コードを、経過和音(パッシング・コード)として使用することがある。
パッシング・ディミニッシュ
ルート音が長2度(全音)離れている2つのコードの間の経過和音(パッシング・コード)として、ディミニッシュ・コードを使用することがある。前後のコードのルート音と半音違いのルート音のディミニッシュ・コードを使うことで、半音進行のベースラインを形成するのが特徴。上行進行でも下行進行でも使用するが、上行進行で使うことがい多い。
主要コードのディミニッシュ化
主要コードであるトニック「Ⅰ」、サブドミナント「Ⅳ」、ドミナント「Ⅴ」に隣接する位置で、主要コードをディミニッシュ化したコードを使うことがある。