カウンター・フレーズによるストリングス・アレンジ
カウンター・フレーズとは、メロディーの隙間で、装飾的サブメロディーを奏でるスタイル。
カウンター・フレーズは、メロディーに動きがある時は、あまり動かず、メロディーに動きがない時に動く。具体的には、メロディーが休みの時や音を伸ばしている時に、カウンター・フレーズは動く。メロディーが細かく動いているときは、カウンター・フレーズは白玉系で音を伸ばす。
コード進行の変わり目などで、メロディーとカウンター・フレーズの鳴らすタイミングが重なるときは、3度や6度を使うと綺麗だ。1度や8度や5度は避けよう。
カウンター・フレーズの作り方は、いくつかあるが、代表的なのは、並行カノン的フレーズと、反行カノン的フレーズの2つ。
EX.1
並行カノン的カウンター・フレーズ。
メロディーが高い方へ動くのであれば、カウンター・フレーズも高い方へ動くスタイル。
メロディーが低い方へ動くのであれば、カウンター・フレーズも低い方へ動くスタイル。
MIDIデータ: parallelCanon.mid
EX.2
反行カノン的カウンター・フレーズ。
メロディーが高い方へ動くのであれば、カウンター・フレーズは低い方へ動くスタイル。
メロディーが低い方へ動くのであれば、カウンター・フレーズは高い方へ動くスタイル。
MIDIデータ: hankouCanon.mid